相場環境 market environment 2004 9 22
日経店頭平均を見ると、
「いくら何でも、売られすぎ。」と思います。
この数日間、市場では、新興市場において、投資家心理が悪化したという声があります。
ところで、先々週や先週は、
業績に関係なく、株価が上がるという現象が目立ちました。
企業の業績を見ないで、まるで「株価の値動き」が投資対象となっている感じでした。
これは、相場の「質の低下」と言えます。
なぜ、このような質の低下が起きたのか、わかりませんが、
私の経験からすると、こういうことが言えます。
直接の因果関係はありませんが、
相場において、このような質の低下が起きた場合は、
最終的には、相場環境が悪化し、投資家心理も悪くなるという結果を招きます。
こうした相場環境は、私の長年の経験からすると、
「またか。きっと相場の神様が怒っているのだ。」という感じです。
やはり、こうした相場の神様の怒りを静めるには、基本に戻るべきでしょう。
基本は、業績や成長性で銘柄を選び、チャートで買うタイミングを決断するということです。
投機は控えめに heavy gambler 2004 9 8
今日(9月8日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「どの銘柄も、特段の材料が出たわけではなく、
値動きの良さだけを手掛かりに急伸した。」
投機というものを否定はしません。
これは、株式市場の花火のようなもので、景気づけになります。
しかし、あちこちで花火を打ち上げるとなると、問題です。
こうなると、当然、規制が入ってきます。
やはり、基本は、業績か成長性に投資すべきです。
最近は、さすがに、業績や成長性を無視した投機が多すぎます。
花火というものは、みんなに好かれます。
しかし、同じ日に、浅草、上野、お台場、羽田で、花火を打ち上げるとしたら、どうなるか。
当然、行政としては、規制を始めます。
投資の基本に戻るべきです。
あまりに投機に走ると、投資の腕が落ちます。
中距離バッターが、たまたまホームランが打てたからといって、
毎打席、ホームランを狙うようなものです。
こうなると、中距離バッターは、スイングが大振りになって、打率が下がってしまいます。